低温圧搾法(コールドプレス法)

食用オイルの原料となる果実や種子(オリーブ、コーン、菜種、他)に、熱を加えずに、圧力をかけてオイルを搾り取る方法です。 そのまま圧力をかけて押しつぶして搾ったり、すり潰してから圧力をかけて搾ったりします。

短時間で一気に圧力をかけると、摩擦熱で高温になる場合があります。 本当の意味で「低温圧搾法」を謳うならば、ゆっくり時間をかけて圧力を加え、摩擦熱の発生を抑える工夫をし、最高でも60度を超えないように管理します。

低温圧搾法では、オイルを搾るのに時間がかかる上に、採油効率が悪く、搾りかすにオイル分が残ってしまいます。
しかし、果実や種子の栄養素やビタミンなどを壊さず搾ることができるため、出来上がったオイルは、果実や種子の風味があり、栄養価も高くなります。

5年前