グレープシードオイル(ブドウ油)

白ワインを作る際に副産物としてでてくるブドウの種子を圧抽して得られるのが
グレープシードオイルです。
フランスなどワインの製造がさかんな国で多く作られています。

ビタミンEが豊富に含まれており、オリーブ油の約2倍、ゴマ油の
約3.5倍もあるほか、ポリフェノールも豊富に含まれています。
ノンコレステロールであり、リノール酸が多く、ヒマワリ油に似た脂肪酸組成を
持っています。
精製されているので香りなどはありません。

肌触りが軽く、マッサージやバスオイルのベースとして使うこともできます。

コーン油

コーン油はその名の通りとうもろこしから作られます。
コーンをコンスターチの原料とする際、油を多く含んでいる胚芽の部分を取り出し
コーン油の原料にします。
このような油は胚芽油と呼ばれ、コーンの他米や小麦の胚芽からも作られます。
コーン油はリノール酸を多量に含み、そのほかにもオレイン酸とパルミチン酸を
含みます。
コーン独特の香ばしい風味が仄かにあり、熱にも比較的強いので生食のほか
フライや炒め物にも適しています。

サラダ油

サラダ油は、サラダ料理などにドレッシングとしても使える、
生でも使用できる食用油という意味から名を付けられました。
主にヘキサン抽出という溶媒抽出法で精製した植物油を
さらに水素化合処理(ウインターリング:油を冷まして凝固するロウ分を除く)
した精製度の最も高い油です。
原料としてはほとんどの植物油が原料となります。

日本では日本農林規格(JAS)により油の規格が定められており
従って、JAS規格のある原材料を用い、なおかつJAS認定工場で
製造されたものでなければ「サラダ油」を名乗ることは出来ません。
一種だけのものと何種類か混合したものがあり、
二種類以上の植物油を混合して作られたサラダ油は調合サラダ油と呼ばれます。
従って実際販売される商品の名前としては、品質と名称を合わせて
「なたねサラダ油」「調合サラダ油」などという表示が行われます。

綿実油

綿実油(めんじつゆ)は、綿をとったあとの綿花の種子を原料とした、
主に圧抽法により採取され、食用に用いられる半乾性油です。
ヘキサンなどの溶媒を使って高温で精製されます。
ポテトチップス、マーガリン、ツナ缶などに使用されます。

原油は有毒色素ゴシポールや遊離脂肪酸・リン脂質を多く含むため、
精製されていない綿実油はこの理由で時々殺虫剤として使用されます。
精製時には大量のアルカリを用い脱酸するので他の植物性油脂にくらべて
精製損失が多いです。
そのため最近ではミセラ精製も一部で行われるようになりました。
トランス脂肪酸や水素化油脂を多く含み、近年健康への影響が
心配されています。
アメリカでは綿実油は、元々蝋燭製造の為に最初に水素化合処理で
大量生産された油のため綿花には食品用の農薬規定が適用されておらず、
綿花に使用が許可されている化学物質の多くは
食用の為の農作物への使用が許可されていません。

ショートニング

ショートニング は、植物油を原料とした常温で半固形状(クリーム状)の
食用油脂です。
パンや焼き菓子の製造などにバターやラードの代用として利用されます。
無味無臭で、製菓に使用したり揚げ油に使用するときの
「さっくり」や「パリッ」という食感を表す意味での英語形容詞“short”が語源です。

液状の植物油を固形状にするため、水素化合処理を行い
不飽和脂肪酸の二重結合部分を飽和させることで工業的に生産されます。
品質のばらつきが無く、安価であることから多くの加工食品に利用されています。

水素添加の処理時に脂肪酸が一部トランス化し、トランス脂肪酸が生成されます。

白絞油

白絞油は菜種油を精製した油の商品名。薄い黄色で揚げ油などに使用されます。

近年は大豆油、綿実油を精製したものも白絞油として扱われます。
、天ぷら油として市販されているものの多くは白絞油です。
業務用として一斗缶などの形態で流通している場合がほとんどです。

白絞油とサラダ油との違いは精製度の違いによります。
後者は水素化合処理などで精製度を高めています。

ごま油

ごま油はゴマを圧搾して作られる食用油の一種です。
ごま油の色と香りは「圧搾」前のごまの焙煎具合によって違ってきます。
高温で時間をかけて煎れば煎るほど油の色は濃く仕上がり、
ごま油特有の香りが強まります。
中華料理に主に使われるごま油は、200℃以上の温度で焙煎を行った
ごまを搾油したもので、香り立ちが強く色の濃い茶褐色の油となります。
透明な太白油は、ほとんど生のまま原料のごまを搾り、精製してます。
ごま油特有の香ばしい風味はしないが、ごま特有の旨みを有します。

脂肪酸組成は、リノール酸、オレイン酸が主となってます。
ごま油が近年注目される要因として、ごま油に特徴的に含まれる
セサミンがあげられます。
セサミンは、ゴマの種子に含まれる抗酸性物質で、
肝臓の活性酸素を取り除いてくれるので肝臓を守り、機能を高めます。
またアセトアルデヒドの生成もおさえるので、ごまを食べると
悪酔いや二日酔いを防ぐ効果があります。
セサミンは老化の進行や、病気の発生を防いだり、
また紫外線によるシミやシワにも効果があるといわれています。

月見草油(イブニングプリムローズオイル)

月見草の種子から取れる植物油で、リノール酸が約70%、γリノレン酸が約9%含まれる
珍しいオイルです。
月経前緊張症候群、コレステロール値の正常化、皮膚の健康な形成、
またはアンチエイジングなどに効果があるとされているが、食用よりも美容品に使われることが多いです。
大変酸化しやすいため、保存には注意が必要です。

パーム油

アブラヤシの果実から取れる植物油であり、オレンジ色で独特の香りと甘みをもっています。
不飽和脂肪酸であるパルミチン酸を多く含むため、常温で固体となります。

未精製の物はオレンジ色を残しているためレッドパームオイルなどと呼ばれますが、
これはβカロチンが豊富に含まれているためで、精製するとこれが失われます。
精製したものはインスタント食品やスナック菓子、または一部の洗剤成分に広く用いられています。
未精製の物はブラジルやアフリカ、東南アジアの料理などで用いられます。

パーム核油

アブラヤシの種から圧搾法で絞られる油で、日本では主に食用として用いられます。
同じ植物から取れますがパーム油とは違い、常温では液体です。
どちらかというとココヤシから取る椰子油と似ています。
食用の他には、石けん作りに使用することが多い油です。